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2020.12.30

年末のご挨拶~令和2年を振り返って~

新型コロナウイルス感染症の脅威が続く中で、緊張感のある年の瀬を迎えることとなりました。私自身が感染拡大の要因になってはいけないとの思いから、この年末年始は活動を自粛し、地元奈良には戻らないことと致しました。同様の思いで、地元に帰省することを見合わせた多くの方々がおられると思います。私もそのような皆様と足並みを揃え、本年4月に生まれた長男を中心に東京で家族と静かな年始を迎えたいと思っております。来年は、引き続き皆様のご協力を賜りながら、明るく希望の持てる一年となるよう微力ながら国政で努力をして参ります。

令和2年は、自分にとって目まぐるしい一年でありました。本年1月から始まった通常国会では、参議院議院運営委員会の理事として、主に新型コロナウイルス感染拡大の中で、国会の機能を維持することに知恵を絞って参りました。コロナ対策として、本会議や委員会の運営の方法について憲政初の新たな試みも行いました。また、緊急事態宣言の発出・解除あたって、議院運営委員会で2度ほど政府に対し質疑を行い、NHKで中継されました。主に、コロナ禍の経済対策について政府に要望を行い、政府の政策に反映されました。よき上司・先輩に恵まれ、得難い経験をさせて頂きました。

9月の菅内閣の発足に伴い、経済産業大臣政務官 兼 内閣府大臣政務官 兼 復興大臣政務官を拝命しました。新型コロナ対策(感染拡大防止と社会経済活動の両立)をはじめ、デジタル、環境・エネルギー、健康・医療、経済安全保障、中小企業対策、福島復興、廃炉・汚染水対策など広範な政策課題に取り組んでいます。特に、菅総理の所信表明により、2050年カーボンニュートラルが宣言されたことで、環境・エネルギー政策は経済産業省の最重要課題に位置付けられ、検討が加速化しました。改めて政治のリーダーシップの重要性を感じた瞬間でありました。政務官として初めての国会となった秋の臨時国会では、答弁の機会も数多く経験させて頂きました。

来年も新型コロナウイルス感染症対策が最大の課題となります。感染拡大防止と社会経済活動の両立を図ることの重要性は多くの皆様が理解をされていることかと思います。両立しがたいこの二つの政策目標のバランスを図ることに政府も苦労をしているところでありますが、様々なご意見、ご批判にも真摯に耳を傾け、政府の一員として引き続き力を尽くして参ります。

経済産業大臣政務官
内閣府大臣政務官
復興大臣政務官

参議院議員 佐藤 啓

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